住宅の住み替えや相続した物件など、これから売却しようとしている戸建住宅にひびや亀裂があってしまっては不安も多いです。
価値が下がるだけではなく売却自体ができなくなってしまうのではないかという心配も生まれます。
今回はこうした住宅の基礎にひびが入る原因や、そうしたひびや亀裂がもたらす売却価格への影響、実際に売却する場合のスムーズな方法などについてご紹介していきます。
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弊社へのお問い合わせはこちら戸建て物件の基礎にひびや亀裂が入る原因とは?
建物の基礎や壁などに、ひび割れが入ってしまう原因はさまざまです。
そもそもの施工不良が原因であったり、不同沈下と呼ばれる地盤改良の工事が影響する場合もあります。
ひび割れや亀裂の原因は、乾燥だったり気温の変化、地震などの自然災害などです。
施工不良によるもの
施工不良によるひび割れの多くの原因は、基礎の強度が十分でない場合です。
さらに使用されているコンクリートの品質が悪かったり、鉄筋の数が足りていないなども影響します。
住宅基礎部分のひび割れが新築の状態で発生するような場合は、こうした施工不良によるひび割れの可能性が非常に高いです。
施工不良があることによって、コンクリートが住宅の重さに耐え切れず、ひび割れが進んでしまうという状態です。
ただし築10年以内の物件であれば、売主に補修や工事を依頼することが可能となっています。
新しい物件でひび割れが出てしまった場合は、すぐに相談しましょう。
不同沈下によるもの
不同沈下が原因の場合は、地盤が柔らかいために家が傾き、住宅に亀裂が生じてしまいます。
傾きが生じることによって、ドアが閉まりにくくなったりする場合もあります。
このような不同沈下に関しては、そもそもの地盤が悪いためその地盤を補修する工事が必要となります。
住宅を一旦持ち上げての作業となるので、非常に大掛かりです。
乾燥や気温、地震などの自然現象
住宅が乾燥してしまったり、気温の急な変化による素材の膨張収縮などもひび割れに影響することがあります。
しかし、こういったひび割れに関しては基礎部分に大きな影響を与えることは少ないです。
放置してしまうとそこか腐食したり劣化したりするので、ですぐに修繕は必要ですが、大掛かりな工事などは必要ありません。
ただし、巨大地震などによって住宅が大きく揺れた場合は、基礎部分に巨大な亀裂が入ってしまっている可能性があるのですぐに確認が必要です。
基礎に入ったひびや亀裂が売却価格に与える影響
住宅のひび割れが原因で売却価格が下がってしまう大きな原因は家の基礎部分に影響し、耐久性や強度に影響があるかどうかという部分になります。
乾燥や温度変化などで見られるコンクリートの細かいひびについては、放置してもとくに問題はないひびとなっています。
同様に、私生活を送っているなかで室内からの衝撃による多少のひび割れ程度であれば、基礎部分や強度に影響はほとんどないため、価格に影響が出にくい傾向があります。
ただし、施工不良による基礎部分の劣化破損、不同沈下による傾きやゆがみが原因で起こったひび割れについては売却時に大きく影響します。
そのひび割れも深さや幅によってさまざまです。
ひびの深さが20mm以上
ひびの範囲が狭いからと言って油断が出来ないのが深さです。
ひびの深さが20mm以上もある場合は、ひびが基礎まで到達している可能性があり水や虫の侵入を許してしまう可能性があります。
最悪の場合シロアリが発生してしまったり、素材が腐食して壊れてしまう可能性もあります。
範囲が狭いからといって、売却価格に影響が出ないわけではないので、深さも重要なポイントです。
ひびや亀裂の深さは価格にダイレクトに影響する部分ですので、注意が必要です。
ひび割れの幅が0.5mm以上
ひび割れの幅が0.5mm以上の場合も売却価格に影響する可能性があると考えて問題ありません。
戸建住宅を売却する際には、必ず調査がおこなわれますが、その調査の際に0.5mm以上の幅のひび割れがあると指摘対象となります。
コンクリートの性質上経年によって入る軽微なひびではなく、このような0.5mmを超すような大きなひび割れは、戸建ての売却価格を下げてしまう可能性が非常に高いです。
ひび割れに錆び汁が入っている
さらにひび割れや亀裂から旅汁が出ていて汚れている場合、中の基礎部分が腐食してしまっている可能性があります。
住宅の不備が売却した後に確認されると、契約不適合責任が問われてしまいます。
そうなれば当然契約解除であったり、損害賠償であったりと買い手とトラブルになってしまいます。
ひび割れや亀裂は住宅の価値を下げるだけではなく、リスクも背負ってしまう場合があります。
基礎にひびや亀裂がある物件をスムーズに売却する方法とは?
このように、住宅の基礎に亀裂やひびが入ってしまっている場合にスムーズに売却するコツとしては、亀裂やひびは隠さずに告知するのが大切です。
より早く手放したいのであれば、相手がひび割れを原因で価格交渉をしてきた際に、無理のない範囲で応じるなどで、すぐに買い手がつくということもあります。
自身でおこなうのが難しいのであれば専門業者に買取を依頼するのも、ひびや亀裂といったある問題のある住宅を売却する方法のひとつです。
亀裂やひび割れは告知する
見栄えが悪い亀裂やひびは、修繕してから売却することがほとんどです。
少し修繕したからといって、ひびや亀裂がなかったことにはなりません。
基礎部分に影響のあるようなひびや亀裂があり、修繕後してから売却した場合、もしも住宅に問題が発生すれば、当然契約不適合や損害賠償を求められる可能性が高いです。
しかし、もともと亀裂やひびがあると説明した上で購入してもらっているのであれば、こうしたトラブルに発展しづらくなります。
価格交渉を上手く活用する
持っている住宅を少しでも高額に売りたいという気持ちもあるかもしれませんが、基礎部分に亀裂が入ってしまった物件はいつまでも持っていても仕方ありません。
問題のある物件を早めに売却したいと考えるのなら、相手がおこなってきた価格交渉をうまく活用することで買い手がつきやすくなります。
無理のない範囲での価格交渉であれば、相手も安く住宅が購入でき、売主としても最低ラインではあっても希望価格で手放すことができます。
専門業者に買取を依頼する
自身で修繕をしたり価格交渉に応じたりというのが難しい場合は買取専門の不動産会社を活用するのも方法のひとつです。
物件が売却できずずっと手元に残ってしまったときの事や修繕費用のことを悩んでしまうぐらいであれば、買取専門の不動産に査定に出して売ってしまったほうがスムーズです。
買取業者は基礎にひび割れがある戸建住宅など、訳あり物件を多く取り扱っています。
そうした訳あり物件は修繕やリフォームを重ねて、新たに価値のある物件に作り変えることも可能だからこそ、しっかりと買い取ってくれるのです。
自身で価格交渉に応じたり、修繕をしてから売却するよりも高値で買い取ってくれることが多く、基礎部分に問題のある住宅を売却する中で一番おすすめの方法となります。
まとめ
いざ物件を売却しようとしたときに発覚した基礎部分に影響するひびや亀裂、原因はさまざまですが、売却価格に影響を与えてしまうことに変わりはありません。
こうした訳あり物件を可能な限り高額で売る方法として、専門買取業者を活用するのがおすすめです。
とくに基礎の問題は自身で対応しようとすると経費も手間もかかってしまうので、買取業者を上手く活用しましょう。
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