不動産というのは大きな資産なので、単純に売ろうと思ってもさまざまな手続きなどが必要で時間がかかるものです。
とくに、不動産売却前に知っておくべき重要点を知らないと、思わぬトラブルに巻き込まれる可能性もあります。
ここでは、不動産売却前に知っておくべき重要点について解説していきます。
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弊社へのお問い合わせはこちら不動産売却前に知っておくべき重要点①売却理由
売却理由を明確にしておく
不動産売却前には、なぜその物件を売るのか、その売却理由を明確しておかなければなりません。
明確にしておくことで、その後のライフスタイルや動向がある程度決められるからです。
たとえば、売却理由が子どもが増えたから、ということであれば、売却する物件よりも広い物件を新たに購入する必要があるなど、次の行動が決めやすくなります。
明確にしておくことで、売却時期や必要な資金などが見えてきて、おおまかな計画が立てられるようになります。
理由は人それぞれ違う
たとえば子どもが大きくなったから、たとえばライフスタイルが変わったからなど、売却する理由は人によってさまざまです。
誰かの理由を聞いて、自分もそうかもと思うのではなく、自身のなかでどんな変化があって売却をしようと思ったのかを認識することが重要点になります。
他人の売却理由を自身のものと勘違いしてしまうと、その後の計画が少しずつずれていき、想定していない事態が起きる可能性もあるので、自身の売却理由は自身でしっかりと把握しておきましょう。
ネガティブな売却理由の場合
売却理由が、離婚がきっかけ、ローンが払いきれなくなった、というネガティブなものであることもあるかと思います。
そのようなときでも、しっかりと先の行動を決めておいたほうが、リスクを少なくして、次のライフスタイルを決めていくことができます。
どのような理由であっても、ある程度把握し、次の行動を決めておいたほうが、滞りもないので安心です。
購入希望者に伝えなければならない
売却の理由は、不動産の購入を検討している人にとっても気になる問題です。
たとえば事故が理由で売却をすることになったのであれば、購入者はあまりいいイメージは持てないでしょう。
購入希望者にも明確に理由が伝えられるようにしておいたほうが、売却活動もスムーズに進みやすくなります。
不動産売却前に知っておくべき重要点②確認ポイント
新居の購入時期はいつか
売却理由が住み替えである場合、新居の購入タイミングと、現住居の売却タイミングがいつごろになるかは重要点になります。
売るのが先の場合は、資金の工面が楽になるので新居の値段を決めやすいですが、新居の購入が先の場合は売却金額などが決まっていないと値段の決定がしにくいという問題が発生します。
どちらが先かによって資金計画、物件選びにも影響が出てきますので、事前にどちらが先になりそうか把握しておきましょう。
売却価格の相場
自身が売却する予定の物件の価格相場も確認ポイントになります。
自身である程度ウェブサイトなどでも把握することができるので、確認しておきましょう。
もしも相場よりも価格が低く査定された場合は、相場について確認し、なぜ低いのかの理由の追及をすることも可能になります。
売却時の諸費用を確認
売却するだけでも、さまざまな諸費用がかかってくるので、ここも確認ポイントになります。
不動産会社を利用するのであれば、仲介手数料がかかりますし、売買契約書には印紙を必要とするので、その印紙代も必要になります。
譲渡所得への課税や、引っ越し費用なども計算に入れると、売却をするだけでも多くの費用が必要になることがわかります。
どれくらいの費用が必要になるかは知っておくべき事項になるので、事前にある程度把握しておきましょう。
内見に備えておく
実際に売却活動をおこなっていくと、購入検討者に物件の内見をしてもらうことになります。
その際には、購入したいと思ってもらうために、部屋はなるべく綺麗にしておかなければなりません。
とくに水回りなどはしっかり掃除をしておかないと水垢などが気になってしまい、検討者の購入意欲を下げてしまう可能性があります。
内見前にはできるだけ掃除をおこない、可能であればクリーニングなども依頼しておくと購入検討者も前向きに購入を検討してくれるようになるでしょう。
できるだけ室内は広くしておく
引っ越しが先でない場合でも、家具家電は実家に預けるなどして、室内は広めにしておくようにしましょう。
部屋の広さは内見時に好印象を与えやすく、クリーニングを依頼する際にも、隅々まで掃除をしてくれるようになります。
不用品などがある場合は、この段階でリサイクルや廃品回収に出しておくのもよいと思います。
不動産売却前に知っておくべき重要点③売却の流れ
売却の相談
まずは不動産売却を決めた段階で、不動産会社に相談をするのが最初の流れになります。
この段階で不動産の物件概要書などを用意しておくと相談もスムーズに進みます。
物件概要書は市町村の窓口で入手することができます。
また、間取り図や測量図もあると、価格査定の参考にすることができるので用意ができるのであれば用意しておきましょう。
媒介契約を結ぶ
売却をすることが決まったのであれば、会社と媒介契約を結びます。
媒介契約とは、売却活動をおこなううえで、不動産会社に対してどの程度の報酬を支払うか、どのような方針で売却活動をおこなっていくかを決めていく契約のことです。
媒介契約の種類によって売買活動の報告頻度などが変わってくるので、任意で契約の種類を選んでいきましょう。
売却活動開始
契約を結んだら、実際に売却活動が開始されていく流れになります。
基本的に不動産会社が主導なので、売主がなにかすることはなく、内見時に立ち会うくらいです。
内見の日は買主、売主、仲介業者の3者の都合が合う日になりますので、スムーズに売却活動をおこないたいのであればなるべくほかの予定を詰めすぎないようにしましょう。
売買契約を締結する
売却活動を続けていき、買主が見つかったのであれば、買主と売買契約を結ぶことになります。
売買契約の際には、実印や身分証明書だけでなく、印鑑証明書なども必要になります。
印鑑証明書は発行から3か月間が有効期限になるので、売却活動を開始したころに用意しておくと忘れずに用意することができるでしょう。
もしも売却に時間がかかってしまい、有効期限が過ぎてしまった場合は新たに発行する必要があるので注意してください。
物件の引き渡しと決済
契約内容に不備がなく、両者が納得できたのであれば、契約をおこない、物件の引き渡しと、代金の受け取りをおこないます。
住宅ローンがまだ残っている場合は、融資先の金融機関とのあいだで同時に決済をおこなっていく必要があります。
引き渡しが完了し、決済も完了すれば、一連の流れは終了になります。
契約終了後、売却益が発生した場合には確定申告も必要になるので注意しましょう。
もしも売却時に利益が発生せず、損失が発生したとしても損失を減らすことができる特例制度があるため、そちらも忘れず利用しましょう。
まとめ
不動産売却前に知っておくべき重要点は複数あり、調べるだけでも大変で、面倒に思えるかもしれませんが、知っておくことで損をせずに売却することができます。
重要点を知っておくことでトラブル回避にも繋がるので、確認して、スムーズに売却ができるようにしましょう。
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