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【2023年版】雨漏りした家を売却する際の告知方法とは?買取のメリット・デメリットも解説

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雨漏りしている家を売却する場合の告知方法や買取のメリット・デメリット

雨漏りを経験した住宅を売却したいと考えたときには、雨漏りのない物件と比べると対処しなければならない点がいくつかあります。
雨漏りをしていることによって物件の価値が下がってしまうことは避けられませんが、それではどのように売却すれば良いのでしょうか?
今回はそんな物件を売却する際の告知義務についてや対処方法、また買取によって売りに出す方法についてもご紹介していきます。

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雨漏りした家を売却する際の「告知義務」とは?

雨漏りした家を売却する際の告知義務について

雨漏りをしてしまった物件は、シロアリやカビなどと同じ物理的な瑕疵のある物件として判断されてしまい、物件そのものの価値が下がってしまうことが避けられません。
そのことから、市場に出す場合にはそれ相応の売値に設定する必要があり、相場よりも安く売ることになります。
しかし、売却価格が安くなるからといって告知義務を守らずに説明をしないまま物件を売りに出すことは禁止されていますので注意が必要です。
瑕疵のある物件を売りに出す際には、必ずそのことを買い手側に知らせる告知義務があるということを覚えておきましょう。
物件を売りに出す際、買い手側に雨漏りの事実を知らせずに売買契約を成立させた場合には、その後契約不適合責任を問われる可能性が高く、また損害賠償を請求されることもあります。
雨漏りとは1度してしまうと二次被害や再発のリスクも高まるため、買主側に大きな損害を生むことになります。
不動産取引の場合には、買主との信頼関係は必要不可欠となります。
告知を怠ると最悪の場合、契約の解除にも繋がってしまう危険があるため、考えられるトラブルを避けるためにも、必ず事前に告知義務としての重要事項説明をしておきましょう。

雨漏りした家の「売却方法」とは?

雨漏りした家の売却方法

雨漏りした家には説明責任があったり、売却価値が下がってしまったりなどの欠点が多くありますが、それでは買主を見つけるのは難しいと思ってしまいますよね。
今回ご紹介している物理的瑕疵のある物件は、市場価値を上げるためにさまざまな対処法を取る必要があります。
ここからは、スムーズに買い手を見つけるために売主が取るべき対処方法について順番に解説していきます。

雨漏りした家の売却方法①:修繕工事をしてから売却する

まず、1番最初に考えられる対処法は、雨漏りをしてしまった箇所を修繕することでしょう。
修繕にあたることで価値を下げてしまう要因に対処すれば、その住宅の状態を瑕疵のない住宅と変わらないレベルにまで上げることができます。
しかし注意が必要なのは、修繕が完了した場合、先ほどご紹介した告知義務が問われないと思ってしまいがちですが、修繕工事が終わってすでに雨漏り箇所に問題がない場合でも、一度起こった瑕疵については必ず告知することが必要であるという点です。
一度雨漏りを起こしている物件は、そうではない家に比べると再発のリスクを多くはらんでいるため、修理が完了していても告知をしておかないと、買主との予期せぬトラブルに発展してしまう可能性もあります。

すでに瑕疵があったという点から、工事をするメリットはあまりないのではないかと考えてしまうかもしれませんが、きちんと修繕にあたっているという点は買主にとって売主を信頼することのできる要素となります。
また、一度修繕工事をしている場合には、その後再発してしまった場合に備えて修理業者による補償が効く場合もあります。
業者によって修理後の対応方法は異なりますが、もしそのような補償を受けられる場合には、売却の際の条件として提示しておくことで買い手が見つかりやすくなるでしょう。
しかし、ここで注意が必要なのは、修繕をしたからといって必ずしも買い手が現れる保証はないということです。
瑕疵部分を修理するためには当然費用がかかりますが、必ず売買契約を成立させ、その費用分を賄うことができるかどうかは市場に出してみない限りはわからないため、希望売却価格や周辺の類似物件の相場などと照らし合わせたうえで、検討することが大切です。

雨漏りした家の売却方法②:ホームインスペクションをしてもらう

修繕とセットで売値を上げるためにしておくべきこととして、ホームインスペクションが挙げられます。
ホームインスペクションとは、簡単にいってしまうと専門家に家の状態を査定してもらうことを指します。
専門家によって物件の状態が売却に適しているのかどうか、また修理の必要はないかなど細かく調査してもらっていれば、市場に出した場合により信頼できる物件として価値が上がるでしょう。
とくに雨漏りという市場において、デメリットともいえる欠点を持つ物件の場合には、修理が完了したあとにはホームインスペクションをおこなったうえで、第三者による補償を提示することはとても重要といえるでしょう。

雨漏りした家の売却方法③:解体し更地にしてから売りに出す

修繕をしても買い手が見つかるかどうか不安、という方もいるかもしれませんが、その場合には家を解体してしまうというのも1つの手といえるでしょう。
一度雨漏りをしている場合、その建物自体が癖になってしまっている場合も多く、再発の危険性や、シロアリやカビなどの二次被害に見舞われる可能性も少なくありません。
そのようなリスクを抱えたうえで、さらに工事費用をかけて売りに出しても、考えられるリスクからなかなか買い手が見つかりにくいという現実もあります。
そういったさまざまな可能性を考えたとき、家そのものを解体して更地にしたうえで、土地を売却するという選択肢も忘れてはなりません。
解体する場合の相場はだいたい1坪3〜5万円といわれていますので、希望する土地の販売価格や予算なども考えたうえで、メリットが大きい場合にはおすすめといえます。

雨漏りした家を「買取」で売却するメリット・デメリットとは?

雨漏りした家を不動産買取で売却するメリット・デメリット

売却する方法として解体や修繕工事などを挙げてきましたが、それでもやはりかかる費用に対して利益を得られるのかどうか不安に思ってしまいますよね。
雨漏りのような瑕疵のある物件を売りに出す際に考えるべきもう1つの方法は、仲介を利用して自ら売り手を探すのではなく、業者に直接「買取」を依頼をすることです。

不動産会社による買取には、以下のようなメリットとデメリットがあります。

雨漏りした家を買取に出すメリット

実際に仲介を利用して売り手を探す場合には、仲介手数料がかかるだけではなく、これまでご紹介したようにさまざまな費用がかかります。
費用がかかるうえ、売り手を見つけるまでにどれほど期間がかかるのかも見通しが立たない分、思いのほか売却までの時間が長くなってしまったという場合もあり、その間の維持費などもさらにかかる可能性があります。
そういった点を考えると、買取による家の売却には多くのメリットがあります。
まず、売りに出すことを考えてから、実際に売買が成立するまでの期間を最短に抑えることができます。
また今回のような瑕疵があり修繕が必要な物件に対して理解のある業者に依頼することで、修繕そのものを任せてしまうことも可能なため、必要な対処をするのが面倒という場合には、おすすめの方法といえるでしょう。

雨漏りした家を買取に出すデメリット

デメリットとしては、相場よりも3割ほど売値が安くなってしまうという点が挙げられます。
しかし修繕や解体が必要なうえ、元々の売値が相場よりも安い家の場合には、仲介の際に必要な費用を考えると、売値が安くなるのはそこまでの欠点とは考えられないでしょう。

ただし相当な修繕や解体が必要で、不動産会社にとっても買い取るメリットが少ない場合は、買い取ってもらえないケースもあるため、注意が必要です。
とはいえ仲介における手間や費用、また売却までの期間をできるだけ手短に済ませたいという場合にはメリットが大きいため、買取を選択肢として考えると良いでしょう。

まとめ

雨漏りした物件を売りに出す際には、しかるべき対処が必要となりますが、売れにくい点があるとはいえ売主の判断次第でスムーズに売却に進めることができます。
所有する住宅にあった方法で取引をおこなうことが大切ですので、さまざまな対処法にかかる費用やメリットなどを照らし合わせながら慎重に選択していくことが大切といえるでしょう。

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