不動産売却を検討している方にとっては、所有している物件がスムーズに売却できるのか気になるところですよね。
とくに住み替えなどで売却をする場合は、売却が長引くと支払いの負担が増えてしまうためお悩みの方もいるのではないでしょうか。
ここでは不動産売却を検討している方に向けて、不動産売却にかかる期間や売却が長引く原因とその対処法をご紹介します。
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弊社へのお問い合わせはこちら不動産売却にかかる期間の目安とは?
不動産売却が長引いているかどうかを知るには、通常どのくらいの期間で不動産売却がおこなわれるのかを知る必要があります。
一般的な不動産売却の流れとかかる期間の目安は以下のとおりです。
不動産売却の期間の目安①:所有物件の査定と不動産会社との媒介契約
不動産の売却を検討し始めたときには、まず所有している物件の相場を調べます。
不動産会社などに査定を依頼し、媒介契約を結び売却の依頼をおこなう流れが一般的です。
この所有物件の査定と、不動産会社との媒介契約の締結にかかる期間の目安は、おおよそ「1週間から4週間」です。
このとき所有している不動産が一戸建てや土地の場合は、隣地との境界確定や測量を事前におこなっておくとスムーズに進むでしょう。
不動産売却の期間の目安②:売却活動から購入希望者との条件交渉
売却の依頼を受けた不動産会社が、広告やインターネットに情報を載せて購入希望者を探すのが売却活動です。
購入希望者が現れたら物件の内覧をおこない、具体的な条件交渉を進めます。
売却活動開始から購入希望者との条件交渉に必要な期間は、「1か月から6か月」程度が目安です。
しかし所有している不動産の立地や条件によって売却活動にかかる期間は大きく異なるでしょう。
とくにマンションの場合は売却期間の目安は1か月から3か月となっており、比較的早く売却できる傾向が見られます。
不動産売却が長引く場合は、売却活動に時間がかかっているケースがほとんどといえるかも知れません。
不動産売却の期間の目安③:売買契約から決済と引き渡し
購入希望者との条件交渉がまとまったら売買契約に進みます。
しかし購入希望者が住宅ローンを利用する場合は、ローンの審査がおこなわれるため「2週間から1か月」ほどかかることもあるでしょう。
住宅ローンの審査が終わり決済するときに、物件の引き渡しをおこない売却が終了となります。
以上の期間をまとめると、不動産売却を検討し始めてから引き渡しまでにかかる期間は、3か月から6か月ほどが目安といえるでしょう。
物件の立地や特徴によってはもう少し早く売れたり、時間がかかる場合もあるかも知れません。
早く売却をするには早めに準備し行動を起こすこともポイントの一つといえるでしょう。
不動産売却が長引く原因とは?
不動産売却が長引くのにはいくつかの原因があると考えられています。
不動産売却が長引く原因①:売却価格が相場より高い
売却が長引く原因の一つとして、相場よりも売却価格が高いことが考えられます。
中古住宅の購入希望者は価格に魅力を感じて購入を検討するケースが多いため、エリアの相場より高い物件は売却が難しいこともあるでしょう。
とくにフルリフォームなどをおこない費用を上乗せした物件は相場より高くなってしまいがちなため注意が必要です。
不動産売却が長引く原因②:不動産物件の立地や条件に問題がある
売却を進めている物件の立地や条件によっても売れやすさは変わってきます。
たとえば交通の便が悪いエリアや不整形地や再建築不可物件などで活用が難しいなどの問題がある場合は需要が低く、購入希望者がなかなか現れないこともあります。
とくに競合物件が多いエリアの場合は、購入希望者が条件の良い物件に集中してしまうこともあるでしょう。
また、一戸建ての場合では隣地との境界がハッキリしていないなど、トラブルの原因となりそうな物件も敬遠される傾向があるため注意が必要です。
不動産売却が長引く原因③:売却のタイミングに問題がある
不動産売却には売れやすいシーズンがあり、そのタイミングを逃してしまうのも不動産売却が長引く原因の一つかも知れません。
一般的に不動産が良く売れるのは新生活が始まる春や秋と考えられています。
しかし春や秋に引き渡しや引っ越しを終わらせるためには、数か月前に売却を開始する必要があるでしょう。
このタイミングを逃してしまうと次のシーズンまで需要が上がらないだけでなく、長く売り出ししている物件としてマイナスのイメージで捉えられてしまうかも知れません。
不動産売却が長引く原因④:相続や離婚などのトラブル
相続した不動産や離婚で財産分与する際に、分割方法や売却価格で折り合いがつかずトラブルが発生した場合も売却が長引く原因となることがあります。
不動産売却をする際には不動産の名義変更やさまざまな手続きが必要ですが、他の相続人や配偶者の協力が得られないと売却を進めることができません。
そのため相続や離婚のトラブルがあるケースでは、不動産売却に進むまでの期間が長引いてしまうことがあるでしょう。
不動産売却が長引く際の対処法とは?
不動産売却が1年以上長引く場合はその原因に合わせた対処法を取るのがおすすめです。
不動産売却が長引く際の対処法①:売却価格を見直す
売却価格が相場より高い場合は価格を見直すのも対処法の一つです。
価格を下げることに抵抗がある方もいると思いますが、売却が長引くと固定資産税やメンテナンスなどの費用がかかるだけでなく資産価値も下がってしまいます。
相場に合った適正価格にすることで、スムーズな売却を進めるのも選択肢の一つとして検討しても良いのではないでしょうか。
不動産売却が長引く際の対処法②:売却タイミングを見直す
不動産の売れやすいタイミングで売却を進めたり再度売却活動に力を入れたりするのも対処法の一つといえるでしょう。
タイミング的には新生活前の1月から3月、引っ越しの予定が立てやすい大型連休前などです。
また、近隣の売却状況を確認し、競合物件が少ないときに売却を進めるのも良いでしょう。
不動産売却が長引く際の対処法③:不動産物件のメンテナンスをおこなう
築年数が古いなどの中古物件では、購入希望者がせっかく内覧に来ても敷地や室内の整理整頓ができていなければ売却に結びつきづらくなってしまいます。
とくに生活感の出やすい水回りなどは、事前に清掃やメンテナンスをして印象を良くすることが大切です。
汚れが気になる箇所はハウスクリーニングなどを利用するのもおすすめの対処法といえるでしょう。
また土地の境界確定や建物診断であるインスペクションを実施しておくと、購入希望者にとっては安心できる材料となるため有効な方法といえます。
不動産売却が長引く際の対処法④:売却方法を見直す
不動産を売却するときは不動産会社と媒介契約を結ぶ仲介売却が一般的ですが、売りづらい物件や問題のある売却の際には不動産会社が直接買い取る「買取」という方法を選択するのも対処法の一つです。
買取は不動産会社が直接物件を買い取るため、買主を探す必要がなくスピーディーに売却できるのが特徴です。
また需要の低い売りづらい物件であっても、金額が折り合えば買い取ってくれるケースが多いところも買取のメリットといえるでしょう。
売却価格は相場より低くなってしまう傾向がありますが、仲介売却にかかる仲介手数料はかからないため早く売却したい方にとっては有効な対処法ではないでしょうか。
まとめ
不動産売却にかかる期間は、売却を検討してから引き渡しまで一般的に3か月から6か月ほどが目安といわれています。
所有している不動産の種類や立地、条件にもよりますが1年以上売却が長引くようであれば原因を調べて対策をおこなったほうが良いでしょう。
売却が長引く原因は売却価格や立地の問題などのほか、売却タイミングなどさまざまです。
原因が分かったら売却価格や売却タイミングの見直しなどの対処法や買取などの売却方法の見直しをおこないスムーズな売却を進めましょう。
しかし不動産売却は複雑な手続きや知識が必要な部分も多いため、お悩みの際はぜひお気軽に弊社までご相談ください。
スムーズな不動産売却を検討されている方はぜひ参考にしてみてくださいね。
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