空き家を所有している方の多くはそのまま放置していて、定期的に必要な掃除や通風のために行くことが多いでしょう。
しかし、放置した状態が続くとトラブルに巻き込まれる可能性があり、対策をしておかなければなりません。
そこで本記事では、空き家の防犯対策が不十分なときの危険性について解説します。
狙われやすい家と対策方法も解説するので、ぜひ参考にしてみてください。
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弊社へのお問い合わせはこちら空き家に防犯対策は必要なの?対策が不十分なときの危険性
貴重品などはすべて回収しているから、防犯は必要なのか疑問に思うことでしょう。
しかし、そのまま放置してしまうと、さまざまな危険性が及びます。
どのような危険性があるのか、事前に確認しておきましょう。
盗難
貴重品を回収していても、価値のあるものは盗まれてしまう可能性があります。
とくに盗まれやすいのは家財で、家具や家電など、置いてあったはずのものが無くなっているケースは少なくありません。
高価な家財だけではなく、思い入れのある家財までも盗まれる可能性があるので注意してください。
盗まれた場合、いつ盗まれたのかが特定しにくいので、警察に被害届を出しても解決しにくいです。
不法占拠
定期的に訪問しておかないと、不法占拠される危険性があります。
誰も使っていないはずなのに、家の中で生活した形跡が残っていると不法占拠の可能性が高いです。
管理の甘さが認識されてしまうと、住みついて家の中を勝手に使われてしまいます。
たとえば食事した後の弁当やペットボトルが放置されたり、生ごみがそのまま残されたりして被害が大きいです。
放置された期間が長いと悪臭や害虫が発生して、資産価値が下がってしまいます。
また、不法占拠した方にばったり会ってしまうと、危険性が高いです。
不法占拠した方は鉢合わせのために武器を所持している可能性もあり、何をしでかすかわかりません。
契約を継続して水道や電気などが使える空き家は、十分な生活ができる環境なので気を付けてください。
放火
放火の被害にあってしまうと、家屋がすべて焼失してしまうリスクがあります。
放火をするのは個人的に恨みを持っている方だけではなく、承認欲求や放火癖、利害などを動機としている方が多いです。
仮に自分の空き家が放火されても、気付くのが遅れて大きな火災につながってしまうでしょう。
焼失したら現場検証を警察に依頼して、最終的に解体費を負担しなければなりません。
売却予定ならさらに被害が大きくなるので、不十分な防犯対策は危険です。
空き家の防犯対策において犯罪者に狙われやすい家の特徴
犯罪者が犯行をする際、事前に下見をして防犯対策が甘いかどうか、犯行後はバレないかどうかなどを確認しています。
具体的にどのような家が狙われやすいのか、見ていきましょう。
侵入口となる窓が多い
空き巣は騒音にならないように窓を割り、内側から鍵を開けて侵入する手法が多いです。
とくにマンションよりも戸建てが狙われやすく、侵入経路や逃走経路として使われます。
玄関から侵入する犯行もありますが、窓の方が全部割らなくても、施錠箇所の周りを割るだけなので犯罪者にとって好都合です。
人どおりが少ない
人どおりが少ないと、犯罪者はひと目を気にせずに犯行できます。
仮にひと目が多い所で侵入しようとすると、近所の方の目につき、警察を呼ばれるリスクが高くなるからです。
そのため、下見の段階で時間帯ごとに周辺状況を確認して、問題ないと判断したら実行に移ります。
鍵が開かなくて多少時間がかかっても、人どおりが少なければ周りを気にする必要がありません。
家に誰もおらず、長い間放置してしまうならば、犯罪者に狙われやすくなるので注意してください。
角地に家がある
角地に家があると、バレにくくて逃げやすい環境が整っているため狙われやすいです。
万が一見つかっても逃げ道を確保しておけば安全なので、両隣に家がある地形よりも角地が選ばれやすくなります。
また、角地であれば侵入しやすい利点もあり、十分な対策が必要です。
外から見えにくい
旗竿地で道路から距離があったり、植木で覆われていたりする家は狙われやすいです。
外から見えにくいと通行人に見られる機会が少なくなるので、犯罪者が不法占拠してもバレる可能性が低いでしょう。
周りの住人も空き家の所有者と勘違いしてしまえば、仮に見られたとしても通報されるリスクも低いです。
また、侵入経路がどこからでも入りやすく、下調べに十分な時間を使えます。
開放感のある家と比較すると、外から見えにくい家は狙われやすいといえるでしょう。
空き家の防犯対策方法
空き家に犯罪者が不法占拠しないように、防犯対策が必要になります。
低コストでできる対策や、ちょっとした工夫をするだけでも有効な手段になる方法があるので、ぜひ実践してみてください。
防犯センサーや防犯カメラ
防犯センサーは人の動きを感知するシステムで、侵入しやすい所に設置しておくと灯りが付いたり音が鳴ったりします。
さらに防犯カメラを設置しておけば、犯罪者の特定につながって防犯に繋がりやすいです。
万が一家財の盗難や不法占拠の被害にあったとき、カメラがあればいつ起きたことなのかしっかり記録してくれます。
低コストで対策するならダミーカメラがおすすめですが、一台だけ本物の防犯カメラにしたり、ダミーと判別しにくい工夫などをしておくと良いでしょう。
窓を強化
侵入経路にされやすい窓を対策しておかなければ、侵入を防ぐことは難しいでしょう。
防犯フィルムを貼る、防犯ガラスに交換するなどといった対策をすれば、窓が簡単に割れずに済みます。
仮に犯罪者が時間をかけて窓を割っても、先ほどの防犯センサーと組み合わせれば捕まるリスクが高くなりやすいです。
防犯ガラスの交換費用は2枚で10万円以上しますが、防犯フィルムなら1万円程度で済みます。
さらに犯罪者は窓を割って内側から鍵を開ける方法が主流なので、暗証番号付きの鍵を付けて施錠しましょう。
数百円〜5,000円程度で入手できるアイテムで、鍵の取り付けが初めての方でも簡単に施錠できます。
玄関や勝手口にも施錠を施錠をするとき、見た目でわかるようにしておけば、防犯対策ができていて侵入ができないと犯罪者に伝えられるでしょう。
環境を整える
犯罪者は下見をすることで、人がいないかどうかをチェックしています。
そこで定期的に人が家を利用している環境づくりに注力すれば、有効な防犯対策になりやすいです。
具体的には建物の清掃や修繕、草刈りなどで、生活している雰囲気を出すのが重要です。
たとえば庭の草が伸び切っていると、住人の管理不足も考えられますが、そもそも住んでいるかどうかを疑われてしまいます。
暖かい時期になると雑草が増えてくるので、定期的に掃除をしておきましょう。
また、郵便物がたまりすぎてポストからはみ出てる状況になると、人がいないと判断されてしまいます。
空き家管理が面倒な方は、管理の委託を依頼したり、売却を進める方針を考えておくと良いでしょう。
管理委託や売却を進める場合は、不動産会社に相談してください。
まとめ
空き家の防犯対策が不十分な状態になると、盗難や不法占拠、放火などの被害にあう危険性があります。
犯罪者は家の状態や周囲の状況で犯行するかを決めているので、十分な対策が必要です。
管理をするなら防犯対策を継続的におこなうか、管理の依頼または売却を検討しておくと負担が軽減できます。
ネクストホープ不動産販売 メディア 担当ライター
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