空き家を所有している方にとって、何か有効活用できないか悩んでいることでしょう。
資産として有していて固定資産税を支払っているだけでは、得した気分になりにくいです。
そこで本記事では、空き家をレンタルスペースとして活用する方法を解説します。
有効に活用すれば、収入が増えるだけではなく、利用者に感謝されるのでおすすめです。
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レンタルスペースを聞き慣れない方に向けて、用語の解説をします。
今後の社会事情により、空き家は効果的な使い方ができると期待されているので、参考にしてみてください。
レンタルスペースとは
レンタルスペースとは、直訳すると「空間を借りる」ことです。
本記事の場合、空間を借りる対象は、空き家になります。
使用用途は多目的で、時間貸しで利用可能です。
たとえば1時間1,000円で貸し出せば、料金が発生して収入を得られます。
利用者の使用期間は1か月ほどが多いため、利用価値が高いといえるでしょう。
空き家問題の解決に効果的
少子高齢化や地方の人口減少などの影響で、今後は空き家が増えていくと予想されています。
人口が少ないと利用者が減って、所有者が固定資産税を支払う負担が増えてしまうでしょう。
そこでレンタルスペースを有効活用すれば、少なくとも地方の人口減少を止められる策になります。
利用者が地方のレンタルスペースを活用することで、地方の魅力に魅かれて住む可能性があるからです。
民間だけではなく地方自治体の取り組みとして、地域社会の活性化を目的としています。
民泊との違い
空き家を所有している方からすると、民泊の方が魅力的で、有効活用できないのではないかと心配することでしょう。
しかし、民泊は1日単位で宿泊させるサービスなので、1時間単位で利用できるレンタルスペースとは異なります。
また、民泊をするには開業届が必要で、旅館業法や民泊新法などに従った経営をしなければなりません。
対してレンタルスペースはスペースを提供するのみなので、民泊よりも負担が少ないです。
1日や2日泊まりたいというニーズではなく、少し時間が空いたから休憩したいという方のニーズに向けたサービスになります。
空き家をレンタルスペースにするときの活用方法
空き家をレンタルスペースにするとき、どのような活用方法があるのでしょうか。
休憩としてスペースを貸すだけではなく、多種多様な方法があります。
活用例として4つ挙げるので、利用するときの参考にしてみてください。
ギャラリー
短期間で活用するギャラリーでは、相性が良いです。
絵画や工芸品などの開催に向いていて、用意するものがほとんどありません。
広い空間がある場合は、テーブルを借りて中央に置くと、有効に活用できます。
とくにテーブルが必要になる工芸品のギャラリー開催に、向いているといえるでしょう。
絵画の開催をする場合は、壁に掛けられるタイプやスタンドを使うタイプがあるので、利用者に用意してもらってください。
自分の作品を個展として開催したい芸術家は少なくないので、テーブルやスタンドなどを用意できると多く活用してもらえるでしょう。
ワークショップ
仕事場や作業場として、ワークショップを使う方法があります。
用途範囲が広く、主催者が会場を探しているニーズがあれば利用してくれるでしょう。
空き家が小さくても、主催者が少人数に向けた企画であれば問題ありません。
むしろ、スペースが狭ければ、参加者と密接にコミュニケーションが取れます。
ワークショップはものづくりとして体験できたり、教育分野として活用できたりして使いやすいです。
ハウススタジオ
ハウススタジオとは、撮影のために住宅を貸す事業です。
レンタルスペースは1時間単位で利用できるサービスなので、数時間で終わる撮影と相性が良い利点があります。
撮影の用途はさまざまで、PVやコスプレ、ドラマなどに活用可能です。
庭付きの戸建てで飲食が有りなら、複数人で楽しく利用できるでしょう。
デイユース
ホテルプランのひとつとして使われる用語で、宿泊しないで一定時間のみを利用することを指します。
デイユースはレンタルスペースと相性が良く、ニーズのあるビジネスです。
たとえば自宅のテレワークではなく、カフェで作業する方がいるとしましょう。
しかし、人口密度が高い駅前のカフェでは、密な状態で息苦しく感じてしまう方がいます。
そこでデイユースを活用すれば、誰もいない空間で快適に作業ができておすすめです。
空き家をレンタルスペースにするときの注意点やデメリット
貸し出すと収入が得られるメリットがあるレンタルスペースですが、いくつかの注意点やデメリットを把握しておかなければなりません。
レンタルスペースの運用を成功させるために、秘訣を押さえておきましょう。
集客できなければ利益を得られない
集客できずに空き家を貸し出しても、利益を得られません。
まずは認知してもらう必要があり、興味をもって予約してもらうステップが必要です。
好立地で誰の目にも留まるような家なら問題ありませんが、それ以外は集客方法を工夫しましょう。
たとえば集客媒体をSNSにするか、ホームページにするかがあります。
集客まで時間コストがかかりますが、コンテンツが増えていくと営業いらずで集客が可能です。
また、集客した方を予約ページに誘導するために、予約管理ができる工夫をしましょう。
予約が重なってしまうとお客さんに迷惑をかけてしまうので、予約状況がひと目でわかる工夫が必要です。
さらにプランや金額を決めて設定すれば、収益までの導線ができます。
使用用途や広さなどで決まりますが、1時間でいくらに設定するかを決めましょう。
高すぎると集客できても成約につながらないので、相場を知る必要があります。
セキュリティ対策をしておく
セキュリティ対策をしておけば、安心して貸し出しできます。
重視しておきたいのは施錠管理で、スマホで操作できるスマートロックがおすすめです。
現物の鍵を受け渡ししても、紛失や盗難などのリスクがあります。
合い鍵を用意しているから安全と思っても、無くした鍵が見つかった、または隠し持っていたら侵入される可能性が高いです。
だからといって新しい鍵と鍵穴に変えるだけでも、費用がかかってしまいます。
対してスマートロックは電気錠になっているので、安全に施錠可能です。
郵便ポストやキーボックスなどの用意が不要で、手間もかかりません。
外出先でも施錠できているかを確認できて、閉め忘れがなくなります。
清掃が完璧におこなわれない
使ったあとに室内が散乱している状態では、管理が大変になってしまうので注意点です。
とくに連日予約が入っているスケジュールの場合、清掃が間に合わなければ次のお客さんに迷惑が掛かってしまいます。
理想は部屋を利用したお客さんがきれいに清掃することですが、規約を設けても完璧な清掃は期待できません。
とくに規約を読まずに清掃を忘れてしまった方や、忘れ物を置いて行ってしまう方などもいるでしょう。
そのため、使い終わった後は定期的にチェックするのがおすすめです。
空き家が遠い場合は、清掃員を雇うと効率的に管理ができるので検討してみてください。
まとめ
空き家のレンタルスペースとは、部屋の空間を1時間単位で貸すことです。
活用方法が広く、ニーズに合わせて空間を提供できます。
注意点として、セキュリティや清掃などを工夫しておかないと、所有者の負担が重くなってしまうので気を付けてください。
ネクストホープ不動産販売 メディア 担当ライター
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