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マンションでペットを飼っていると査定額が下がると知って、理由を知りたい方もいらっしゃるのではないでしょうか。
この記事では、マンションでペットを飼うと査定額が下がるのか、その理由について解説します。
評価額を下げないための注意点や査定のチェックポイントに関してもお伝えしますので、売却を検討中の方はぜひお読みください。
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マンションでペットを飼っていることだけを理由に、査定額が下がることはありません。
価格に影響を与えるのは、犬や猫を飼う以外の要因があることを知っておくと、対処法を見つけやすくなります。
ペットを飼うとマンションの査定額に影響する理由は?
ペットとの同居できるマンションであっても、評価の対象は住戸の劣化具合です。
とはいえ、購入を希望する方にとって、においや傷は気になります。
新たに入居した方の飼っている犬や猫がにおいに反応する可能性もあるからです。
においは、カーテンや家具の他、壁や床など室内全般に染みついているため、簡単には取り除けないこともあり、においが残っていると評価に影響します。
壁や床などについている傷も、価格を下げるポイントです。
ペットとの同居を許可したマンションも、通常の物件と同じ方法で評価するためにおいや傷が影響しますが、動物を飼っていることが評価を下げる理由にはなりません。
ペットと同居できるマンションとは?物件数は多い?
動物との同居を前提にした物件は、におい対策を施した造りになっています。
壁紙は、犬や猫のにおいがつきにくい製品を使用し、張り替えが簡単にできるような小さい区切りになっているタイプを使うなどです。
動物向けの空気清浄機をあらかじめセットして、においだけでなく、毛の吸い込み力の教科や動物特有の細菌の繁殖を防ぐなど、掃除を楽にする工夫もおこなっています。
ペットとの同居を管理組合で許可している物件は、国土交通省の「平成30年度マンション総合調査」によると、約53%です。
制限なく飼育を認めているのは許可しているなかの7.7%に過ぎず、サイズや種類にくわえ、共用部分での通行形態にルールを設けたうえでの許可になっています。
同居を禁止している管理組合も40%あることから、犬や猫と同居したい方にとって制限なく入居できる物件は多くない状況です。
また、一般社団法人ペットフード協会の「2021年全国犬猫飼育実態調査」では、犬を飼う方は減少していますが、新たに猫を飼う方が多く、全体の世帯は増えています。
これらの結果から、動物と同居できるマンションに対する需要が根強いと推測できることも、評価額が下がりにくい理由です。
マンションの査定額をペットが理由で下げないための注意点
マンションの査定額を下げないためには、犬や猫が理由となるマイナス評価の要因を取り除くことで解決できます。
注意点は、においや傷、シミを修繕する方法です。
一般的な修繕方法よりも、専門性の高いタイプを選択しましょう。
犬や猫のにおいを除去するときの注意点は?
住戸内のにおいを取り除くには、ハウスクリーニングがおすすめです。
ハウスクリーニングを利用するときに、犬や猫を飼っていることを伝えると、においの除去に特化した消臭リフォームを追加できます。
消臭リフォームは、においの発生源を特定し、壁のクロスや下地のコンクリート部分にまで対象を拡大した消臭作業です。
ペットの他、タバコのにおいやカビなど、こびりついて落ちないにおいも取り除けます。
内覧の際、においが気になるとキャンセルになることも多いため、必ず内覧日までには消臭リフォームを済ませることが大切です。
壁や床の傷は修繕するべき?
犬や猫を飼っていると、壁や床にひっかき傷がついてしまいますが、傷だらけでは評価が下がるため、不動産会社の訪問までには修繕しておきます。
動物と同居できる物件では、特殊な壁紙や床材を使用していることもあり、費用が一般的な物件よりも高額になりがちです。
あえて修繕せず、次に入居する方の好みになるよう値引きで済ませたい場合は、不動産会社に相談してみましょう。
内覧で印象が悪くなり、極端に価格に影響するようであれば修繕するなど、不動産会社のアドバイスを参考にします。
ペットとの同居が禁止の物件で飼っているときの注意点は?
動物のにおいは、一緒に生活している方にはわかりにくくなりますが、訪問してきた方には簡単にわかってしまいます。
そのため、動物との同居が原則禁止の物件の場合は、査定を受ける前に不動産会社に正直に知らせましょう。
隠していたときに、床や壁に動物がつけたような傷やにおい、シミがあると、ネズミなどの害獣がいるのではとの疑念に発展します。
隣接する住戸にも迷惑がおよぶ他、契約違反を理由とした損害賠償請求など、事態は拡大するばかりです。
自分から申告すると、不動産会社が穏便に済ませる手配もできるため、隠さずに伝えましょう。
マンションの査定額!ペットを飼ったときのチェックポイントは?
マンションを査定するときのポイントを確認し、犬や猫が理由になっている以外に注意すべき点を把握しておくと、評価を下げることもなくなります。
一般的な分譲マンションのチェックポイントをご紹介しますので、相場の把握や査定対策にお役立てください。
マンションの立地は最寄り駅からの距離がポイント?
物件の立地が良いと評価する目安は、最寄り駅から徒歩10分以内です。
不動産の広告表示では、発着点は建物の出入口、徒歩1分を80mとして計算するルールがあり、駅に近いと立地が良いと判断します。
最寄り駅については、普通電車だけ停車するより快速や準急列車が停車する駅は利便性が高いことから、物件評価に影響を与えるポイントです。
この他、物件周辺に商業施設や医療機関、学校や公園などがあると、住み心地の良さが評価につながり、不動産価格を押し上げます。
子育て世代やシニア世代など、購入する年代によってニーズは異なりますが、最寄り駅と商業施設は、年齢を問わず生活していくうえで不可欠です。
そのため、幅広い年代が「住みたい」と思う立地が、高評価を得ます。
築年数はチェックポイントとして重要?
築年数は、建物の形態にかかわらず新しいほど評価が高く、資産価値があると判断します。
とくに、1681年の新耐震基準導入前とあとでは、評価は大きく異なるため注意が必要です。
この他、同じ築年数であっても、マンションの場合は、構造も評価の対象になります。
多くは、鉄筋コンクリート造や鉄骨鉄筋コンクリート造であることから、耐震等級1です。
しかし、耐震等級が2または3の物件は耐震性が高まるため、同じ築年数でも資産価値の向上につながります。
間取りは評価に影響を与えるチェックポイント!
1Kや1DKは一人暮らし向きですが、二人暮らしなら2LDKが欲しいなど、世帯人数によって、求める間取りは異なります。
物件の立地や地域の特性に応じてニーズも変わってくるため、一概にどの間取りが評価が高いと断定できません。
とはいえ、学校に近い物件は世帯人数が多いファミリー層に人気があるため1DKよりも3LDKは評価が高くなるなど立地と深く関係します。
まとめ
マンションの査定額は、ペットを飼っていることだけが理由では下がりませんが、においや傷、シミが目立つ場合は評価が下がります。
評価を決めるのは、立地や築年数、住戸内部の劣化です。
査定を受ける前に、ハウスクリーニングなどでにおいを取り除き、壁紙や床を修繕するなど適切な対処が評価を高めるポイントになります。
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ネクストホープ不動産販売 メディア 担当ライター
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